- らち打ち(田植え後の雑草取り)
田植え後、十日あまりで苗が活着すると板鍬(いたくわ)で田んぼの土を打ち返す仕事がある。
大正の中頃に手押し回転式中耕機「らち」(田んぼの土を掘り起こす道具)が発明されて、子供でもやれるようになり、学校から帰るとその日のノルマが与えられた。
この作業は土に空気をいれる効果と除草の役目があり、一番らちと二番らちと一夏に二から三回行っていた。農家の仕事で最も辛い象徴の様に言われるのは夏の「田の草取」である。7月の暑さの中を四つ這いになって草をとりながら、土をかき回しながら進む作業であるが、腰の痛さに加え田んぼの水がむしむしとした暑さで体に跳ね返り更に伸びた苗の葉が顔をすり、かゆいような痛いような感覚であった。この重労働も除草剤散布が行われるようになって必要がなくなった。
除草剤については肥料取締法があり、肥料の品質と安全な施行を守るために制定されている。このように肥料の品質と安全を守るために法律が定められているが、どの除草剤が適当かよく調べて使用することが肝要である。
昭和40年頃、農家女性の苦しい作業としてワースト三にあげたのは「田植え」、「田の草取り」、「稲刈り」といずれも腰を曲げての作業である。昭和の農家の老女のほとんど腰を曲げての歩いていたのを思いだす。
注:農業と関係の深い「環境経営士」https://www.compact-eco.com/ もご参照を
