工事中:農業経営の基本

新規就農者がおさえておきたい経営とは?

これから農業に参入したい方に、知っておいていただきたい「経営」とは何か、これだけは知っておいていただきたくページを作りました。この元の資料は日本経営士会の「環境経営士」養成講座のテキストから抜粋しました。この講座は「環境教育促進法」により国の認定講座です。

神奈川県の西湘から見た夕焼けの富士山

新規就農には民間企業が行っている経営手法があります。

ここでは各種経営手法の一部を載せます。下記以外にSWOT分析、AIDMAモデル (消費者行動と購買モデル)、既に一般化されている計画(Plan)→実施(Do)
評価(Check)→改善(Act)の4段階を繰り返す。
農産物(Product)、価格(Price)、流通(Place)、販促(Promotion)4P の要素に分けこの4Pを如何に顧客視点で組み合わせるかが販売戦略の要になります。

自分の考えの確立を

なぜ新規に就農するのか自分の考えをしっかりと持つ。
新規に就農して一体何がしたいのか、どんな社会を生み出し、どんな課題を解決していきたいのか。何を目指し、挑戦していくのか、新規就農前にある程度のビジョンを持つことが肝要です。
松下幸之助は1918年松下電気器具製作所を設立、24歳の時設立、1929年(昭和4年)、
経営の基本方針というべき「綱領」を作成した。35歳の時であった。

農業にも入りと出があります。

農業にも、インプットとアウトプットがあります。農業経営のインプットは、人、モノ、金、情報などの農業資源です。プロセスは農業活動のことで、アウトプットは農業が生み出す付加価値です。

農業経営戦略策定にあたっての分析ツール

  SWOT(スウオット)分析やシナリオ分析 
を用います。SWOT分析は、農業経営資源などの強み(S=Strength)、弱み(W=Weakness)と外部環境が農業にとって良い影響・機会(O=Opportunity)となるか、悪い影響・脅威(T=Threat)となるかを把握・分析・評価して戦略を見出します。
 農業戦略は、SO戦略、ST戦略、WO戦略、WT戦略の4つに分かれます。 

マーケティングとは(如何に売るか)

 「農産物」と「農産食品」は違います。「農産物」とは、農業生産者側が作り手の意思や考えによって作られたものです。欲しい人がいない限り、それは「農産物」のままで利益を生むことはありません。

「農産食品」とは、売るための品物、販売を目的とした品物のことをいいます。「農産物」を「農産食品」にするには、市場や買い手に対して、自社の農産物の価値を認知してもらい、容易に入手することができる環境を整えなければなりません。  

 マーケティングの役割はここにあります。別の言い方をすると、マーケティングとは、顧客や市場の視点に立って、自社の農産物が「売れていくような仕組み」を構築することです。
 

セグメンテーション(市場細分化)

 不特定多数の顧客や市場を、共通のニーズ、属性、行動パターンなどに基づいてグループ分けすることです。

 マーケティングにおいて、顧客への理解を深め、効率的な戦略(ターゲティングや製品開発)を立案するための基盤となる手法です。

ターゲティング(顧客の絞り込み)

 セグメントが終わったら、誰が顧客かを明確にし、標的とする市場を1つまたは複数選定し評価します。このことをターゲティングといいます。

資金の収支を計ります


貸借対照表(B/SBalance Sheet)とは

  •  貸借対照表は、企業の財産状態を明らかにしたものです。企業の財産のことを資産、企業の債務のことを負債、資産から負債を引いた純資産のことを資本といいます。
  •  右図参照下さい。

損益計算書(P/L:Profit & Loss Statement)とは

  •  企業の一定期間の経営成績を表します。企業利益の増減がわかるため、企業の収益力を見ることができます。
  • 金額の欄の左側に費用、右側に収益を記入します。
  •  左図を参照下さい。
以上が通常、企業で使われている企業会計ですが、農業には特有の勘定科目などありますから、農業会計に特異な税理士にご相談下さい。
 例えば 日々の育成状況(成長過程の作物)やコストを詳細に記録し、 収穫前の野菜や育成中の家畜(生物資産)を棚卸し、在庫価値の評価、「生物資産」「農産物売上」「自家消費」など、農業特有の科目を使用します。
なお、年間の課税売上高が1,000万円以下の農家は、消費税の納税義務が原則として免除される特例措置があります。